住まいは安全でなければなりません。

防犯、防火、家庭内事故など、住まいには様々な危険が存在しますが、何よりも地震に対して安全な場所でなければなりません。

各地で起こる大地震のニュースが流れるたび、住まいづくりの技術者である私たちは心が痛みます。

 

阪神淡路大震災で命を落とした犠牲者は6,434名。

の80%以上が14分以内に亡くなっていました。

当時のマスコミでは“警察、消防の救助体制の不備”が取り上げられていました。

本当にそうでしょうか?地震後わずか14分以内に80%以上の方が亡くなっています。

消防や警察の初動体制はまったく関係がありません。

 

さらにその死因の90%の方が圧死をはじめとした建物の倒壊によって命を奪われたのでした。

建物が地震で倒壊しなければ、多くの方が今も幸せな人生を歩んでいたはずです。

 

地震で死亡する人をなくすには、建物の耐震化以外にない、と断言できます。

 

アンビエントホーム城東 松崎社長の言葉

 

耐震診断

診断の方法は、「簡易診断」、「一般診断」、「精密診断」の3種類あります。

香川県の補助は一般診断でも対象ですが、私どもは一番精度の高い「精密診断」をお奨めします。

 

1.簡易診断

この診断はお施主様自身がされるものです。

専門家での耐震診断が必要かどうか判断することが目的です。

 

(財)日本建築防災協会でインターネット上で診断することが出来ます。

http://www.kenchiku-bosai.or.jp/wagayare/taisin_flash.html

 

2.一般診断

建築士等の建築技術者が行う診断です。

現地調査が必要です。

建物をゾーン分けし、代表的なところの耐震性を調査し、全体の耐震力を診断します。

 

3.精密診断

建築士等の建築技術者が行う診断です。

現地調査が必要です。

全ての柱・壁について強度を調査し、総合的に建物の耐震力を診断します。

 

また、診断後の耐震補強設計をする際、必要なところを効果的に補強することが出来、コスト的に一番有利になる診断方法です。

 

一般診断と精密診断の違い

一般診断は建物をゾーン分けし、ゾーン毎に計算して数値を出します。

そのため、中央部分が未確認になります。

 

精密診断は柱1本、壁1枚まで計算して数値化します。

 

一般診断の方が診断費用は多少安いかもしれません。

しかし、耐震補強工事まで考えると、無駄な補強工事が生じない精密診断の方が、断然お得です。