パッシブハウス
パッシブハウスとは?
ドイツのパッシブハウス研究所が規定する性能基準を満たす認定住宅のことです。
1.年間の冷暖房負荷がそれぞれ15kwh/㎡以下
2.一次エネルギー消費量(家電も含む)120kwh/㎡以下
3.気密性能として50㎩の加圧時の漏気回数0.6回以下※
※漏気回数0.6回以下=隙間相当面積(C値)=0.2c㎡/㎡以下となる。
この認定を受けるに当たり、パッシブハウス研究所が厳密な審査を行います。
着工後も検査があり、それに合格してようやく公式な認定証が発行されます。
パッシブハウスという言葉をよく見かけますが、勝手に名乗ってはいけないものなのです。
パッシブハウスは、ドイツ発祥の省エネルギー住宅の画期的な考え方のひとつです。
EUにおける2021年以降の建築物カーボンニュートラル義務化の声明を受けて、ドイツではパッシブハウスの求める暖房負荷を新築住宅のミニマムスタンダードにしようという動きがあります。
1991年に産声を上げたパッシブハウスは、ヨーロッパを中心に各国に広がり、近年は温暖地域での普及のための研究が日々つづけられています。