わが家の耐震チェック表
1.1981年(昭和56年)以前に建てられた家である
新耐久基準に適合しておらず、既存不適格住宅に該当します。「既存不適格」とは建設した当時合法でも、今の基準では不合格になる建物です。
2.柱が傾いている
柱の上部に釘かピンを刺し、そこに50円玉を通した糸をかけて垂らして、上としたの柱と糸の距離を測れば容易にわかります。
3.床が傾いている
パチンコの玉を床に軽く落としてそれが転がって行くようであれば、床は傾いています。
4.コンクリートの基礎やモルタル壁に3ミリ以上の亀裂が連続して入っている。
基礎としての強度が期待できず、大変危険な状態です。
5.1階の角にタイル式の浴室がある。
水漏れによる柱、土台の腐れの可能性があります。
6.シロアリが発生したことがある。
土台や柱は内側からスカスカの可能性もあり、深刻な場合は全く強度が失われていることもあります。
7.家を真上から見ると不整形である。
建物の一部に力が集中し、ねじれ現象を起こして破壊される恐れがあります。
8.家の中に大きな吹き抜けがある。
床面を伝わる地震の揺れが平均的に伝わらず、力が集中してしまい強度が低下します。
9.12畳以上の続き間がある。
柱が少ないため、強度に不安があります。
10.建物の1階が駐車場になっている。
開口部が大きいため建物のバランスを崩し不安定です。
11.全体に窓が多く、南側は掃き出し窓になっている。
開口部が多く、壁や柱が少ないのは、耐震強度に不安です。
12.2階を増築している。
1階の補強をせず2回を増築していればバランスが悪いだけでなく、構造が一体になっていないことも多く、強度面で不安です。
13.木造の家に鉄筋コンクリートの建物がくっついている。
地震の揺れで、鉄筋や鉄骨の建物が木造を壊す可能性があります。
14.重い日本式の瓦屋根である。
重い屋根は地震に対して不利になります。
15.天井に雨漏りあとがたくさんある。
柱などが腐っている可能性があります。
16.瓦屋根の上に長年放ったらかしの太陽熱温水器がのっている。
落下の危険性があります。
17.2階にピアノ、本棚など重い物を置いている。
その下の1階に寝室という配置は最悪です。